エド・シーラン/Ed Sheeran at Shinkiba Studio Coast (8 Aug)
エド・シーランに興味を持ったのは、3月に映画「ホビット 竜に奪われた王国」を観て、エンドロールとともに流れるI See Fireに衝撃を受けたのがきっかけです。冒頭のアカペラ "Oh, misty eye of the mountain below"を聴いたとたん、はなれ山が目の前に広がり、なんて心に響く歌声なのだろう!と思って。もちろん、エドのことはデビュー当時から知っていました。でも、The A Teamの語るような歌い方とかI Need Youのラップ等の印象が強く、あまり好みでないと思い込んでいたのです。その後、タイミングよく来日公演が発表になり、すぐにチケットを取ってライヴを心待ちにしていました。
当日は、左はしの前方を確保。斜めから等身大のエドが見えました。アコースティックギターとペダルループを使っての一人熱演。何せ歌もギターも上手いためか、最初のほうは、まだ底が見えないというか、こなしているようにも感じたものの、彼の音楽に引き込まれて行くにつれ、エドの熱さが伝わってきました。CDよりも何倍も…どころか、衝撃的なまでに良かった。とてつもない才能を目の当たりにしていることを実感しました。
特に好きだった曲は、エモーショナルなI'm A Mess、大人っぽくてかっこいい新曲Make It Rain、やはり圧巻だったI See Fire、情景が見えるようなThe A Team、苦手だったはずのラップ曲You Need Me, I Don't Need Youも、若い男の子らしい情熱と自負心が伝わってきてよかった。エドはバラードも上手いけれども、アップテンポな曲のグルーヴ感が非凡! これはラップとかやりたくなるよね。Singも、CDではファレル色が強いようにも響きましたが、ライヴで聴くと紛れもないエドの曲!観衆もコーラス参加して、大盛況のうちにライヴは終わりました。
Setlist:
I'm A Mess
Lego House
Don't
Drunk
One
Take It Back
Bloodstream
Tenerife Sea
Little Bird
Make It Rain
Thinking Out Loud
I See Fire
Give Me Love
encore
You Need Me, I Don't Need You
Gold Rush
The A Team
Sing
なお、セットリストには入っていませんが、アコギでクラプトンのLaylaのコピーとか、演奏中にDon't Worry Be Happyを口ずさむように挟み込んだりするなど、私のようなヴェテラン音楽ファンをにやりとさせてくれましたよ。
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